関節が痛む本当の理由とは?

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人は使いやすい筋肉しか使わない?!

関節を動かすためには 「筋肉」が必要です。人間の体はどの関節も、2つ以上の筋肉で支えられています。(※ 但し、「距骨」 だけは筋肉が付いておらず靭帯に囲まれています。)

ところが、全く使われない筋肉があったとしても、他の筋肉を使って無意識に動かすことができてしまいます。「酷使される筋肉」 と 「サボっている筋肉」 はこうのようにして生み出されてしまいます。

(例;膝を曲げる筋肉⇒大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・薄筋・縫工筋・腓腹筋・膝窩筋… etc.)

「酷使される筋肉」 は、伸びて縮むことができず緊張して硬くなり、「サボっている筋肉」  は、縮んで伸びにくく萎縮している状態です。

 

歩き方に出る痛みの予兆も 「結果」 に過ぎない

同じ関節内に  「酷使される筋肉」 と 「サボっている筋肉」 があると、正常な関節運動はできません。「筋力バランスの崩れ」 によって、腱組織や靭帯、筋肉の付着部や筋腱移行部等に 「牽引ストレス」 がかかり、その結果生じた 「炎症」 によって痛みが発生します。

 

また、姿勢制御に関与する股関節や膝関節においては、痛み症状が出ていなくても、特徴的な歩行(トレンデレンブルグ徴候 or デュシェンヌ跛行)となって現れることがあります。

翻って、このことが 「酷使されている筋肉」 、「使われていない筋肉」 を推定する指標にもなるのです。

(a:正常、b:トレンデレンブルグ徴候、c:デュシェンヌ跛行)

b)トレンデレンブルグ徴候では、軸足側(上図では右足)と反対側の骨盤(上図では左側)が下がります。

c)デュシェンヌ跛行では、骨盤が下がらないように体幹を軸足側(上図では右足)に傾きます。(代償作用)

両者とも股関節外転筋(小殿筋、中殿筋)の機能低下や大腿筋膜張筋の過緊張… etc.が原因だと言われており、整形外科のリハビリやセルフトレーニングでは、中殿筋と小殿筋を鍛えるよう指導されます。

でも、良くならない患者さんがほとんどです。なぜなら、歩き方の特徴は、痛みの 「原因」 ではなく 「結果」 に過ぎないからです。

 

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