膝痛（変形性膝関節症）

膝痛がなかなか改善しない方への整形外科医のお決まりの説明です。

しかし、東京都板橋区と和歌山県日高川町の50歳以上の住民2,000人以上を対象に行われた関節のX線撮影で、軟骨が減っていても痛くない人が60%もいるということが判りました。すなわち軟骨の磨り減りは痛みの「原因」ではなく、「結果」だということです。

膝痛は厄介だと言われる先生が多いのですが、痛み発生のメカニズムが判れば意外と難しくありません。

膝痛の施術では、まずあなたの姿勢や歩き方を分析し、「サボっている筋肉（萎縮）」と「酷使されている筋肉」を特定します。

その上で、

を判りやすく説明し施術に入っていきます。

今まで受けてきた鍼、低周波、温熱、筋膜リリース、マッサージ… etc. が「その場しのぎの治療」だということが理解できます。

また、膝に水が溜まる原因や、何故ヒアルロン酸注射をしてもすぐ元に戻ってしまうのか、その理由も判ります。

そして、あなたが膝痛のために我慢してきたことに再チャレンジするためにご自身が何をしないといけないのか判っていただけると思います。

膝関節の変形が進んでいる方、痛みが慢性的で長期間悩んでこられた方は「筋力低下」が著しい場合が少なくありません。この場合は、多少時間がかかるかもしれませんが、改善の糸口が見えた状態なので、「セルフトレーニング」も積極的に実施していただきやすくなります。