将来への不安が大きくなる背景には、身体の状態が徐々に変化していく実感があります。しかし、多くの場合、この変化は身体の使い方の積み重ねによって引き起こされています。特に背骨や体幹の動きが制限されることで、手足の関節に過度な負担がかかり、それが進行性の症状として現れています。

また、不安からくる過度な緊張や、活動を制限しすぎることで、本来持っている身体の機能がさらに失われていく悪循環に陥っているケースも少なくありません。

当店では、まず現在の身体の状態を詳しく分析します。特に歩行分析を通じて、どのような動きが症状の進行に関係しているのかを明らかにしていきます。多くの方が、ご自身の歩行の映像を見ることで「こんな歩き方をしていたのか」と驚かれます。背骨を中心とした身体全体の連動性に着目し、特定の部位への負担を減らすアプローチを行います。

施術では、痛みのある部分を直接刺激するのではなく、胸郭の動きを促すことで身体全体の連動性を取り戻していきます。ご自宅では身体の連動性を促す簡単な体操をお伝えします。力みも痛みも感じない心地よい動きを続けることで、普段の生活での身体の使い方が自然と変化していき、進行の抑制につながります。

自分で身体をケアできる方法を身につけることで、将来への不安が希望に変わっていきます。症状の進行を抑制できることで、自立した生活を続けられる自信が芽生えます。家族との時間を楽しみ、お孫さんの成長をしっかりと見守ることができます。

杖や手すりに頼る機会が減り、自分の足で歩ける喜びを実感できるようになります。何より、ご自身で身体の状態をコントロールできる力が身につくことで、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになります。